昨日のブログでは、
派遣型サービスを支える裏方として
ドライバーという仕事について書きました。
今日はその続き。
新人ドライバーが、ほぼ確実に戸惑うポイントについてです。
① 一番最初につまずくのは「場所」
これは本当に多い。
新人ドライバーが最初にぶつかる壁、
それは目的地の場所です。
ナビを入れて、
「案内通り行けば着く」
――そう思っていると、だいたい迷います。

② ナビは万能ではない
ここが重要なポイント。
ナビの特性として、
対象物件の“裏手”に案内しようとすることがよくあります。
これが曲者。
ナビの指示通りに曲がったら、
「あれ?建物がない…」
当然です。
多くのホテルや建物は
幹線道路に面して建っている。
裏側に回ってしまえば、
表記も入口も見つからず、
その場でウロウロすることになります。
③ 追い打ちをかける「一方通行」
そして東京で特に多いのが、これ。
・裏道
・住宅街
・一方通行
一度入り込むと、
簡単に戻れない。
結果どうなるか。
「すぐそこなのに着けない」
「ぐるっと大回り」
「10分〜15分、その場で迷子」
新人時代、
ほぼ全員が一度は経験します。
④ コツは「ナビを疑うこと」
新人ドライバーに一番伝えたいのは、これ。
ナビの案内を、鵜呑みにしないこと。
・最終的に“正面はどこか”
・幹線道路沿いか
・正面入口はどちら向きか
ナビは「最短距離」を示しますが、
“正解の到着点”までは教えてくれません。
⑤ 慣れてくると見える景色が変わる
経験を積むと、
「このエリアは裏に回ると詰むな」
「ここは正面付けが正解だな」
こういう判断が
自然とできるようになります。
これは
運転技術でも、記憶力でもない。
経験と予測の積み重ねです。
⑥ 迷わない一番のコツは「最後は歩く」
新人ドライバーに、
これだけは必ず伝えています。
目的地の50メートルほど手前で、車を一度停める。
そして、
歩いて確認する。
ナビのゴールマークがある場所まで、
実際に自分の目で見に行く。
・入口はどこか
・正面はどちらか
・車を付けられる位置はあるか
これを一度確認するだけで、
その後の動きがまったく変わります。
⑦ 名前と場所が一致しているか必ず確認
もうひとつ重要なのが、
ナビの表示と対象物件の名前が一致しているか。
似た名前の建物、
表記が分かりにくい施設、
実はかなり多い。
・建物名
・入口表記
・番地の案内プレート
この3つが揃えば、
ほぼ間違いありません。

⑧ 実は、この方が圧倒的に速い
新人ほど
「車から降りたら遅くなる」
そう思いがちです。
でも実際は逆。
車でウロウロする10分より、
歩いて確認する2分の方が
はるかに速く、確実。
そして何より、
焦らなくて済む。
慣れてくると、
「ここは一度止めた方がいいな」
そういう勘が自然と働くようになります。
これは
センスではなく、
正確さを優先する習慣です。
新人ドライバーが戸惑うのは、
“迷うから”ではありません。
迷わない方法を、
まだ知らないだけ。
このコツを知っているかどうかで、
仕事のしやすさは大きく変わります。
⑨ どうしても分からない時は「聞く」が正解
それでも、
どうしても分からない時があります。
そんな時は、
無理をしない。
近くの目標物――
例えばコンビニなど
分かりやすい場所で一度停車します。
そして、
お客様に電話をして
誘導してもらう。
これが、
一番確実で、安全で、早い。

「電話したら迷惑かな」
新人ほど、そう思いがちです。
でも実際は逆。
ほとんどのお客様は、
とても親切に教えてくれます。
中には
「そこにいるなら、迎えに行きますよ」
と、外まで出てきてくださる方もいます。
⑩ 聞くことは、恥じゃない
プロほど、
分からない時は早めに聞きます。
無理に探し回って
時間を使うより、
一度共有してしまった方が
全員にとってストレスが少ない。
・ドライバー
・セラピスト
・お客様
誰も嫌な思いをしない。
新人ドライバーに伝えたいのは、
**「一人で抱え込まなくていい」**ということ。
正確さを優先できる判断こそ、
プロの仕事です。
新人ドライバーが戸惑うのは、
能力が足りないからではありません。
この仕事が、
思っている以上に“頭を使う仕事”だから。
明日は、
プロのドライバーが必ず気にしていること。
少しだけ、
僕自身の話も交えながら書こうと思います。
続きは、また明日。


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